畳が傷み出してきた方へ
畳の張り替え
畳には「保温性、断熱性、吸音性、弾性」などの特性があり、古来日本の住生活と切り離すことのできない優れた床材でした。その反面、耐久性に欠けるというデメリットを併せ持っており、年の終わりに畳の張り替えを行うのが一般的でした。近年では、毎年のように畳を張り替える方は少なくなりましたが、近年の住宅における通気性の悪さを考えると、昔に比べて畳が傷みやすい…と感じでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、「畳を張り替えましょう」となるわけですが、畳を丸ごと張り替える必要はありません。畳床が十分に床に馴染んでいるのであれば、畳床を残して「畳表と畳縁」を張り替えるだけでよいのです。もちろん畳床まで完全に傷んでしまっているようなら仕方ありませんが…。「畳表と畳縁」を張り替えるだけで、新鮮な藺草の香りと豊かな手触りを味わうことができるのです。
【和室が気になる方へ】でも紹介した「琉球畳」を取り入れてイメージを一新するのも良いでしょう。畳の持つメリットを活かしてみてはいかがでしょうか。
畳のメンテナンス
畳は、メンテナンス次第では長期間に渡って使うことができます。専門技術を必要とする「裏返し・表替え」などはプロに任せるにしても、天日干しや風通しの配慮、雑巾がけ、ホコリとり、簡単なシミ抜きなどは自分でメンテナンスを行うよう心掛けたいものです。大掛かりなメンテナンスは、面倒くさがらず定期的にプロに依頼して、トラブルを最小限にとどめましょう。
※裏返しについて
畳表は、表裏の両面とも使用できます。床側の畳表が痛んでいないうちに裏返しを行うことで1枚の畳を長期間に渡ってきれいに使うことができます。
※表替えについて
畳床はそのままに、畳表や畳縁を新しいものに張り替えることを言います。